「こころの故郷のような場所」

こころの焚き火BAR 立石慎也さん、山田樹央さん

2024.02.13

​​SPRAS AOBADAIでは、広々として作業しやすい環境に加えて、定期的にイベントや部活などの活動も行われており、会員同士やスタッフとの交流も盛んになっています。

今回は、SPRASI AOBADAI(以降SPRAS)で実際に行われているコミュニティ活動のメンバーに、日々の活動についてお話を伺いました。

 ワークラウンジ会員 立石慎也さん、スタッフ 山田樹央

・自己紹介をお願いします。

スタッフ山田:SPRASスタッフの山田樹央です。SPRASでは、みっきーと呼ばれています。普段は大学院で、土木学科でコンクリート構造物の勉強をしています。

SPRASでは、こころの焚き火BARという月一のイベントを、立石さんのご協力のもとやらせてもらっています。地元は、千葉県の若葉区で、保土ヶ谷区在住です。

青葉台には元々縁もゆかりもなかったのですが、運営会社のYADOKARI株式会社のSNSを見ていたら、偶然SPRASの求人情報が出てきて知りました。元々まちづくりに興味があったことと、アルバイトとして実際のプロジェクトに関わることができるのは面白そうだと思い、SPRASのアルバイトに応募しました。

 

立石さん:ワークラウンジ会員の立石慎也です。

仕事は、人材開発、組織開発をしています。簡単に言うと、人と組織の関係をよくする仕事です。また、ITエンジニアの派遣事業もしています。

地元が青葉台で、現在も青葉台に住んでいます。

コロナ禍で、家に子供たちがいて、家以外で仕事できる場所が欲しかったこともあり、SPRASに初めてきた日に気に入って即日入会しました。僕にとって、SPRASはリビングの延長です。

ちなみに、息子もSPRASでスタッフとして働かせていただいています(笑)

・このイベントを立ち上げることになったきっかけを教えてください。

スタッフ山田:スタッフや会員さんとの会話の中で、ちょっと考えさせられる哲学的なイベントをしてみたいという話をしていたら、それが立石さんの耳に入り、一緒に企画しようという話になりました。

そもそも、どうして哲学にまつわるイベントをやりたいかと思ったかというと、大学で所属していた学生団体の中で、哲学カフェという活動がありました。そこでは理系と文系の学生が交流しあいながら公共空間について語ったり、身近な話題についての語り合いなどが行われていました。この活動を大学の外でもやったら面白そうだし、より意味があるのではと思い始めてみました。

一人で深く熟考することも好きですが、自分一人では限界を感じる部分もありました。人と話していることで気づきが起こることって多分にあると感じていて。そういった交わりができる場所をまちの中で作りたかったんです。

 

立石さん:僕自身の中に「人間らしく生きるとは?」という問いが15年前くらいからありました。仕事でも、その問いを探求していることもあり、哲学や対話には元々関心がありました。SPRASのように地域が交わるような空間で、哲学をテーマにしたイベントができたら「人間らしく生きること」に少しでも繋がるのではないかと思っています。

昔ながらのコミュニティを新しい形で復活させたいという思いもあって、おばあちゃんちに行くと落ち着くというような、「こころの故郷」のような場所になったらいいなと思っています。

・イベントの内容について教えてください。

スタッフ山田:毎回主題となるテーマを僕たちで選んで、そのテーマに沿って深掘りしながら語りあっていきます。テーマは気になっているキーワードから選ぶこともあれば、映画作品について語ったり、テーマ本を用意してその本について語るなど、幅広く企画しています。本の場合は、僕が本のダイジェストトークをするので、読んでなくても大丈夫です!

雰囲気のある小さなライトの中、お酒を片手にしっぽり語ります。毎回二時間程度話しますが、あっという間です。

個々が感じていることが大事なので、もちろん正解はありません。わからないということを、とりあえず口に出してみることも大事だと感じています。

 

立石さん:いったん立ち止まって考えてみる、そんな時間だと思っています。

仕事と日常の中で生きていると、立ち止まる時間がなくなってしまいがちなので、そういう時間を意識的に作っているような感じです。

かしこまって考えるのではなくて、日々のもやもやや、あの時こんなことを考えてたんだよな、ということをラフに話せる時間になるといいなと思っています。もちろん哲学の前提知識はいりません。お気軽にご参加いただきたいです。

 

・イベントを開催して印象に残っていることを教えてください。

スタッフ山田:みんな一人一人考えが本当に違うということです。口に出してみないと、相手の深い部分はわからないんですよね。自分と正反対の意見があったりするけど、それが心地いいんです。自分とは違う考えをもった人の存在を知ることで、一体感が生まれて、最終的に一つにまとまるような感覚があります。

自分と相手との違いに興味がでて、一方的な考えに固執しなくなるので、こういった活動を続けていたら、少しずつ社会がよくなる気がしています。

 

立石さん:この前、テーマが愛だったんですが、参加者が男性だけだった会があって。正直、始まるまで「これ盛り上がるのか?」と心配していましたが、心配とは裏腹に盛り上がり、改めて焚き火BARの面白さを再確認しました(笑)

話せる場を作って、テーマを投げかけるとみんな語ってくれます。こういう場を必要としている人は多いのではないかと思います。

・これから参加したい人たちに一言お願いします。

スタッフ山田:難しそうな会に見えるかもしれませんが、全くそんなことはないです。そもそも哲学という呼び方も、何気ないものごとを考えるという意味で使っています。

みんなで語り合うということに今まで関心がなかったような方たちに、ぜひ参加していただきたいです。来てみないとわからない気づきがたくさんあると思います。

 

立石さん:参加したから、必ず話さなきゃいけないということはありません!耳だけの参加でもOKです。

みなさん初めて参加される方たちも、深いテーマの中で雑談してるので、気軽にきていただきたいです。一切のルールもありません!上手いこと話さなきゃとか思わなくていいし、みんなそれぞれに違いがあるということが当然なので。

 

SPRASのイベントの中で、一番人気のイベント「こころの焚き火BAR」のお二人にお話をお伺いしました。

知り合ったばかりの人たちと、深いテーマで語り合うということは、日常生活の中ではなかなかない機会ですよね。初めは少し勇気がいることかもしれませんが、参加した時にしか得られない体験がきっとあるはずなので、ぜひ気になっている方は参加していただきたいです。

こころに火を灯すように語りあって、そのあたたかな輪が、SPRASから青葉台のまちへ、まちから世界へと広がっていくといいですね。

※こころの焚き火BARは会員限定のイベントです。参加するには、会員である必要があります。