「青葉台の地域の人と築く、家と職場の中間のような空間」

SPRAS AOBADAI 会員 彌吉健典さん

2022.03.31

SPRAS AOBADAIは仕事に使えるワーキングスペースから、人々が集うコミュニティスペースなど、幅広い機能を持つ施設です。オープンして約8カ月が経ち、青葉台の街の拠点として少しずつ認知されつつあります。

実際に会員の方は、SPRAS AOBADAをどのように活用されていらっしゃるのでしょうか。今回はコミュニティラウンジ会員の彌吉健典さんに、お話をうかがいました。

「集う人とくつろげる空間」が魅力

彌吉さんのお仕事は、まちづくりの戦略コンサルティング。個人としても、まちづくり活動をされています。SPRAS AOBADAIに入会されたきっかけは、何だったのでしょうか。

SPRAS AOBADAIを立ち上げた東急の田中さんと知り合いで、しかも同じ青葉台エリアの町内会に住んでいたんです。お互いにまちづくりの仕事をやっていますが、『自分の住んでいるところもよくしたいよね』と話すこともあって。だから、SPRAS AOBADAIの話を聞いたとき、僕も一緒に青葉台を盛り上げたいと思い、入会しました」

SPRAS AOBADAIには、週に一回程度足を運んでいるそう。

「仕事で使うこともありますが、SPRAS AOBADAIにいる人に会いに来ることが多いかな。一人で静かな場所で過ごしたいなら、シェアオフィスや図書館でいいけど、誰かと何か話したいって思ったときに来ますね」

彌吉さん自身もSPRAS AOBADAIのマルシェでコーヒーを提供されるなど、会員の方の交流イベントの企画もされていらっしゃいます。

「オープンしたばかりの頃、会員の方たちの交流するきっかけがないな、と思ったんです。コーヒーなら香りで人が寄ってくるし、淹れている間の会話がコミュニティづくりの引き金になるかな、と。イベントなどを通して、会員の方の交流が増えてきているように感じますよ」

SPRAS AOBADAIで、青葉台の特色を生かしたイベントもできないかと考えていらっしゃるそうです。

「青葉台って地元の人もいるけど新興住宅街でもあるから、田舎がある人も多いんですよ。ご当地のうまいものを食べながら、青葉台と地方の話をするイベントも楽しそうだなって考えていますね」

彌吉さんに、SPRAS AOBADAIの空間の魅力についてもうかがいました。

「ショップやマルシェも開けるような広い空間に、これからの可能性を感じます。一方で、静かに本を読めるスペースもあって、ハレのような使い分けもできるんじゃないかな。あと、ぜいたくな家具がそろっていて、ゆったりとくつろぎやすいところもいいですね」

以前参加されたイベントでは、会員の方々とSPRAS AOBADAIの使い方について意見を交わされたんだとか。

「『SPRAS STAND』に参加したとき、STANDの話から『SPRAS AOBADAIをどう使おうか』みたいな話まで広がって。そのなかで、『シェアハウスみたいな感覚で、みんなで映画とかを見ながら一緒に鍋を食べたい』という意見も出たんです。SPRAS AOBADAIが仕事とプライベートの中間の場所になったら、面白いかもしれません」

SPRAS AOBADAIが“城”で、青葉台が“城下町”のようになったら面白い

青葉台に移り住んでから1年が経ったという彌吉さんにとって、青葉台はどんな街なのでしょうか。

「雰囲気のあるお店が街全体に点在していて、自転車で走っているといろいろなお店が見つかります。坂が多いけど丘から街を見渡せるし、空が広く感じられる。まるで映画『耳をすませば』みたいな街って思いますね」

最後に、これからのSPRAS AOBADAIに期待することを尋ねてみました。

「どんなことにも、『とりあえずやってみよう』って考える人が中心となって、いろいろな活動が起こる場になってほしいです。そんなアクティブな人に影響されて、地域の人がもっと集まってきたら嬉しいですね」

そのとき、青葉台にとってSPRAS AOBADAIはどんな存在になるのでしょうか。

「SPRAS AOBADAIが城だとしたら、青葉台全体が城下町のような街になるのかな。青葉台の志ある人や場所が、SPRAS AOBADAIを拠点としてつながっていく。そんな場所になったらいいですね」

 

仕事をする場所としても、地域の人や活動をつなぐ場としても利用できる、SPRAS AOBADAI。さまざまアイデアをみんなで出し合うことで、それ以上の意味を持つ“青葉台の拠点”へと発展していく可能性を秘めています。今後のSPRAS AOBADAIにますます期待が膨らみますね!