「利用者とスタッフが共につくっていく心地よい空間」

SPRAS AOBADAI 会員 矢野伸さん

2022.03.31

オープンから半年以上が経過した、SPRAS AOBADAI。個人の仕事場以外にも、コミュニティスペースやイベントを通じて、人々が交流する場にもなっています。

会員の方は、SPRAS AOBADAIをどんな思いで、利用されているのでしょうか。SPRAS AOBADAIでイベント登壇の経験もある、コミュニティラウンジ会員の矢野伸さんに、お話を伺いました。

利用しやすい空間と空気感

システム開発会社で営業や新規事業支援をされている、矢野さん。コロナ禍以前からフルリモートでお仕事されていたのですが、これまでコワーキングスペースなどに入会したことはなかったそうです。

「コワーキングスペースは料金が高いところが多いので、行かなきゃもったいないと思うような気がしていて。SPRAS AOBADAIは、たまに行くだけでも負担にならない料金が入会の決め手でしたね」

さらに矢野さんは、広々としたコミュニティスペースにも、興味を持ったのだとか。

「もともと僕は、『はじまり商店街』(SPRAS AOBADAIの運営に携わる会社)のイベントにも関わっていたので、SPRAS AOBADAIのことはオープン前から知っていました。

内覧会で、広いコミュニティスペースを見て、『これから、どんなものが付け加えられていくんだろう』と、未完成の空間にワクワクしましたね」

入会後は、SPRAS AOBADAIをどう感じたのでしょうか。

「実際のSPRAS AOBADAIは、とても心地よくて。スタッフの皆さんの、空気感もいいんですよね。『いらっしゃいませ』じゃなくて、『どうも〜』って感じで、気さくに接してくれます」

遊びも仕事も、幅広くできる場所

矢野さんは、SPRAS AOBADAIをどのように利用しているのでしょうか。

「基本的には、のんびりしています。スタッフさんと話したり、仕事は……したり、しなかったりですかね(笑)。どちらかというとSPRAS AOBADAIに遊びに行っているという感覚のほうが強いかもしれません。でも、確実に家より集中して、仕事ができますよ」

矢野さんは、SPRAS AOBADAIでの人との交流についても語ってくれました。

「スタッフさんに、近所のおいしいお店を尋ねたら、あるソーセージ店を教えてくれました。そこのソーセージがおいしくて通うようになったんです。通ううちにお店の人も僕を覚えてくれて、今では雑談するまでになりました。

あと、本棚から交流が生まれることもあります。会員が増えていったらもっと出会いに恵まれていくんだろうなって、思いますね」

ちなみに、矢野さんは、SPRAS AOBADAIにさまざまな提案をしたこともあるそうです。

「もっと、SPRAS AOBADAIが面白くなったらいいなと思い、僕なりの考えを書いて、スタッフさんにお渡ししました。ダーツやボードゲームの設置や、天井の装飾、傘立てやゴミ箱の改善などですね」

実際、ゴミ箱は、かっこいいものへと変えられたのだとか。「たかがゴミ箱と思うかもしれませんが、かっこいいゴミ箱があるスペースの方がより心地よく感じますよね」と矢野さん。利用者とスタッフが一緒に、場をつくっていく、そんな良さもSPRAS AOBADAIにはあるのかもしれません。

青葉台には魅力しかない

矢野さんは、SPRAS AOBADAIに入会するまで青葉台エリアにほとんど来なかったそうですが、今では「魅力しかない」と、感じていると言います。

「青葉台のところどころにある掲示板を見たことありますか?どの掲示板も掲示物がぎっしり貼られてるんですよね。そんなところからも街の息づかいが聞こえますね」と、語ります。

「青葉台は個人経営のお店が多くて、少し歩いただけで気になるお店が見つかります。以前、SPRAS AOBADAIへ向かう途中にある、酒屋さんに入ってみたんです。ずらりと並ぶ日本酒に驚きました。店主さんに話しかけると、日本酒トークで盛り上がっちゃって(笑)。今日もこのあと、寄って帰ろうと思ってますよ」

居心地のよい場でありつづけてほしい

最後に矢野さんに、SPRAS AOBADAIに望んでいることを尋ねました。

「利用者、スタッフ、みんなに居心地のよい場所でありつづけてほしいです。あと、自分の予想外のことがどんどん起こったら嬉しいなって、思いますね」

SPRAS AOBADAIでのイベント登壇経験もある矢野さんは、これからやってみたいことがあるのだとか。

「もっと他の会員さんと交流したいです。僕は本業のかたわらサウナ活動家とも名乗って活動もしているので、サウナの良さを広められたら嬉しいし、趣味とかを語りながら、交流できたら楽しいですよね。

あとは、日本の有名アーティストのライブ比較をしたりもしています。そんなテーマのイベントを開いてみるのも面白いかもしれませんね」

矢野さんのように会員さんから寄せられる声のおかげで、SPRAS AOBADAIはより心地よい場所へと成長しています。会員の皆さんとスタッフ、そして地域の方々とゆるやかにつながることで、SPRAS AOBADAIは青葉台で愛されるコミュニティスペースになっていくに違いありません。