SPRAS AOBADAI 会員 奥宮誠一さん、奥宮菜々子さん
2022.03.16
オープンから半年が経ち、続々と利用してくださる方が増えつつあるSPRAS AOBADAI。広々としていて作業しやすい環境、定期的にイベントも行われ、会員同士の交流も盛んになっています。
そんなSPRAS AOBADAIを実際に利用されている方は、どのような点に魅力を感じていらっしゃるのでしょうか。今回はご夫婦でSPRAS AOBADAIを利用されている奥宮誠一さん、奥宮菜々子さんにお話をうかがいました。
最初にSPRAS AOBADAIと出会ったのは夫の誠一さんでした。Webサービスの会社で役員をしている誠一さんは、コロナ禍となる前からリモートワークがメインだったそう。青葉台にあるご自宅では集中できないということもあり、これまでもコワーキングスペースを点々としていたそうですが、青葉台ではなかなかこれといった場所と出会えていなかったと言います。
「昨年末にたまたまSPRAS AOBADAIの前を通りがかったんですが、『コミュニティスペース』とあったので興味を惹かれました。それで見学をさせていただいたら、地域のコミュニティスペースを目指しているということ、ワークスペースもあると聞いて、面白そうだな、と思って会員になりました」(誠一さん)
そのときに気になったのがSPRAS AOBADAI内にある本棚。ひと枠レンタルして、自分の好きな本を並べることができます。そこで誠一さんがひらめいたのが奥様の菜々子さんのこと。
「妻がイラストを描いていて、普段はSNSで発信しているんですが、せっかくだから地元の人にも見てもらってもいいんじゃないか、と思って妻も誘いました」(誠一さん)
菜々子さんは普段は猫専用ホテルで店長兼事務として働いていらっしゃいます。週に2~3回は出勤していますが、自宅で作業することもあるそうです。
「子どもがいまお試しで幼稚園に行っているんですが、帰ってくるまでの時間をつぶそうと思ってもなかなかいい場所が見つからなくて。カフェだと長居はしづらいし、ちょっと場所がほしいなあ、と思っていたときに夫に誘われてSPRAS AOBADAIに巡り会いました」(菜々子さん)
また、イラストを描かれているということも生かして、SPRAS AOBADAIで主催されるマルシェにも参加しました。
「1月末のマルシェに初参加しました。SPRAS AOBADAIのスタッフの方が出店してみないかと声をかけてくださったんです。自分が描いたイラストのポストカードや、手作りのろうそく、サシェを出品しました」(菜々子さん)
後日、買ってくださったからメッセージをいただいたそうで、それも菜々子さんにとって素敵な体験になりました。
「他の出店者さんも素敵な方ばかりで。いろんな業種の方がいらっしゃって、その中で切磋琢磨している。すごくエネルギーをもらいました」(菜々子さん)
仕事をする場としてももちろんですが、「SPRAS AOBADAIはコミュニティスペースだという点にも惹かれた」という誠一さん。
「ふたりとも音楽が好きで、以前は市民楽団に20年ほど所属しているんですけど、もともと地域密着型の活動には興味があったんです。青葉台にもそういうコミュニティになろうとしている場所があるんだ、ということにすごく共感しました」(誠一さん)
少しずつですが、SPRAS AOBADAIの他の会員の方とも交流が増えつつあるようです。
「スタッフさんが意欲的で、朝活やられていたり、お茶会があったり。なかなか他の利用者さんに声をかけづらい中、そういう場を設けてもらえるのは嬉しいですね。お茶会に参加したんですが、職種が近い人がいることも嬉しかったです。ちょっとつながりがある人ができるのは心地良いですね」(誠一さん)
菜々子さんは、本棚を通じてほかの会員の方にも自分の作品を見てもらう機会を得ました。
「描いた絵を飾らせていただいたり、Takefreeの形でポストカードを置いたりしています。それがきっかけで、利用者さんに『どうやって作っているのか』とか『イラストはどれぐらい描いているのか』とか質問していただくこともあるんです。嬉しかったのはイラストを使ってこういうグッズがあったらいいな、というアイデアをもらえる機会になったことですね」(菜々子さん)
ちなみに、会員の皆さんのには、菜々子さんはすっかり「猫の絵を描く人」で知られているようになったのだそうです。
現在、SPRAS AOBADAIには大満足という誠一さん。
「空間も明るくて、価格も手ごろだし、トイレがきれいなところも地味に嬉しいですね。リラックスしやすい空間で、使いやすいです。今のままでも十分すぎるぐらいに満足しています」(誠一さん)
今後SPRAS AOBADAIでやってみたいこともうかがってみました。
「私たちも音楽をやっているので、音楽イベントがあったら嬉しいですね。音の問題とかあるかもしれませんが……」(菜々子さん)
「展示だと自分が好きな時間に観に行くという形になりますが、音楽は同じ空間、時間でないと共有ができないものです。もし開催されたら、僕らも乗っかって参加したいですね(誠一さん)
最後に、SPRAS AOBADAIで好きな場所について聞いてみました。
「いつも窓際の角の席で仕事をしているんですけど、そこから見える夕焼けがすごくきれいなんですよ。日頃生活している街が違って見えるんです。視界が開けた場所で仕事ができるのはいいですね」(誠一さん)
「私はいつも座っている4人掛けの席。いつも仕事をしているうちにいつも資料とか広がっちゃうんですけど、机が広いので、かなりありがたいです。あと、他の本棚も見られるのが楽しいです。お気に入りの1冊も見つかりました!」(菜々子さん)
働く場所として、地域の人たちと触れ合うコミュニティスペースとしてSPRAS AOBADAIを大いに活用していらっしゃる奥宮さんご夫婦。奥宮さんが実現したいことをSPRASAOBADAIでぜひ叶えてほしいですね!