アフターレポート

「【アフターレポート】\SPRAS AOBADAI 2周年記念イベント/スプラス感謝展」

\SPRAS AOBADAI 2周年記念イベント/スプラス感謝展

 

東急田園都市線青葉台駅からすぐ、青葉台郵便局の2階にあるSPRAS AOBADAI(以下、スプラス)は、仕事場として使ったり、一人または仲間と過ごしたり、コミュニティビルダーに相談したりできる場所です。スプラスに集う人たちから生まれている活動も豊かで、誰かの「やってみたい」がかたちになったり、ひとやまちとのつながりから思いがけないコラボが生まれたり、まさにスプラス(スプラウト:芽生える+プラスになる)だなあと、日々の発信からも感じます。

 

2023年7月16日(土)に開催された「SPRAS AOBADAI 2周年記念イベント スプラス感謝展」は、みんなでつくってきたスプラスの2年間がぎゅっと詰まった1日になりました。

 

この日はコミュニティラウンジを無料開放して「すぷらすローカルマルシェ」を開催。また、スプラスのインスタグラムで毎週更新している「まちなかリポート」のスペシャル生配信や、ワークラウンジ会員・コミュニティラウンジ会員によるPOP-UP展示もあり、11時の開始当初から終了の16時まで、ドリンク片手に買い物や会話を楽しむ人々でにぎわいました。

 

そしてイベントスペースでは、「喫茶ランドリー」を手掛けられた田中元子さんによる「未来青葉台会議 vol. 17 ひとびとが「イキイキ」とする場所のつくりかた」と題したトークイベントを開催。こちらはスプラスのコミュニティビルダーを含め場づくりの現場にいる参加者からの質問に対して田中さんの“本音”(!)トークが繰り広げられました。

▶︎アフターレポート「ひとびとが「イキイキ」とする場所のつくりかた」

 

それでは当日の様子を振り返ってみましょう。

すぷらすローカルマルシェ

すぷらすローカルマルシェは、「青葉台」にまつわるモノ・コトを扱っているマルシェとして開館当初から定期開催してきたマルシェです。青葉台に馴染みのあるお店だけでなく、スプラスの会員やスタッフも出店しているのがスプラスならでは!

 

<出店者の皆さん>

*FOOD・DRINK

・コマデリ【お弁当】

・ブーランジェD316CASA【パン】

・西洋菓子屋YUKI【焼き菓子】

・ルミエール【お弁当、おむすび、惣菜】

・PocoPoco.Coffee.Roasters【自家焙煎スペシャルティコーヒー】

・横浜ビール【クラフトビール】

・PEOPLEWISE CAFE(ピープルワイズカフェ)【自家製ドリンクとスコーン】

*CRAFT・WORKSHOP

・Tulsi【AromaBar&Antiques】

・河原奈苗【イラスト・グッズ】

・つちや温水プール【物販(zineなど)・ワークショップ】

・Rinori、EndMark【本革バッグ、財布、小物類】

・ユーラシア雑貨・マトリョーシカのお店 「ルイノク」【輸入雑貨】

・99G(キューキュージー)【ワークショップ・雑貨販売】

 

<各店の紹介はこちら>

https://spras-aobadai.net/2345

出店者は一般募集しているのではなく、スプラスの人やまちとのかかわりから。それぞれに思いをもってものづくりをされている方々と直接お話できるのがマルシェの醍醐味です。コーディネートを担当したスプラスマネージャーの遠藤さんは今回、実店舗のないお店や、今まで出店したことのないお店にも声をかけたそうで、新しい交流が生まれる仕掛けもしっかりと入っていました。

ラウンジ中央のソファ席には、当日会場で販売された「スプラス2周年記念ビール」やフードを楽しんでいるグループが。聞けば、コミュニティラウンジ会員の方がマンションのお友達を誘っていらしたそう。普段からマンションでコミュニティ活動をしているお仲間だそうで、自分ちのようにリラックスされているのが印象的でした。

忙しくしている「PocoPoco.Coffee.Roasters」さんにお声がけしたら、「私はお店の人じゃないんです」との返事。普段はワークラウンジ会員で、この日だけ出展のお手伝いをしているのだそう。

もう、誰が会員か出店者か、見ただけじゃ分からないですね。笑

 

ラウンジの装飾も、スプラス会員が飾り付けをしたとも聞きました。皆さんがそれぞれに自分の役割を見つけ、楽しんで参加しているんだなと感じました。

 

まちなかリポートLIVE!

スプラスのコミュニティビルダー渡邊菜摘(なっさん)が、青葉台周辺で出会ったお店や人の魅力を伝えているInstagramの投稿シリーズ「まちなかリポート」。事前アポは無しで、会員さんや地域にお住まいの方がに突撃リポートをしていました。なっさん自身の言葉で綴られるリポートは眼差しがあたたかくて距離感もほどよく、執筆者もファンの一人です。

 

その74回目のリポートは、ワークラウンジに設置された特設ブースからの公開インタビュー。ゲストは最初にワンドリンクをオーダーしてから会話に入るという、「なっさん’s Bar」方式です。

 

まずは、スプラス会員を中心に活動している「あおば‐パンのみみ」。ロスパンを食べて支援したり、青葉台のパン屋さんを紹介している活動です。社会課題に対してみんなで楽しく取り組んでいる様子が伝わってきました。

 

2組目はなっさんも参加している「こころの焚き火BAR」。普段は語らないことを、建前をとっぱらって語らう。正解も間違いもなく、自分の思っていることを言葉にして発し、それを許容してもらえる場ってそうないですよね。こんな活動が会員から生まれてくるのも、スプラスが人を引き付ける理由のひとつだと感じます。

 

3組目は執筆者が参加させていただき、地元の情報を発信する者同士、「ローカル」では「インフォーマル」な情報も大切だよね、という話で盛り上がりました。

 

その後、「まちなかリポート」トーク!と題して、普段「まちなかリポート」を楽しんでくださっている方々となっさんのトーク。本当はマルシェ出店者さんのトークも予定されていましたが、盛況につき出演時間がとれず。そんなハプニングすら楽しんで笑っているなっさん。ゲストにグラデーションをつけ、いろんな立場や視点で青葉台を切り取り、それによって新しいつながりやさらなる発見を生もうという試みが素晴らしい生配信でした。

 

<なっさんの当日のリポートはこちら>

https://www.instagram.com/p/CuzLvkDP5wv/

 

スプラス会員POP-UP

  

スプラスの2年間のコミュニティ醸成が一番伝わってくるのがこの企画です。

 

<出展者の皆さん>

nanaco.design【イラスト・雑貨販売】

KITOKA-喜と華- flower & gift SHOP【雑貨販売・ワークショップ】

iroasobi【絵とアクセサリー・水彩画体験】

山本雄亮【活動展示&ワークショップ】

こころの焚き火BAR(てつがくBAR)【活動展示】

あおば‐パンのみみ【活動展示】

 

<各出展者の紹介はこちら>

https://spras-aobadai.net/2345

 

来場者は皆さんの作品や活動の展示に興味津々。また久しぶりに会った人同士の会話も弾んでいましたし、ご家族といらっしゃっている方も多くて、とてもにぎやかでした。初期から出店している方もいらっしゃり、自分の作品をお披露目する機会になったこのマルシェを「自分にはなくてはならないもの」とおっしゃっていました。

「まちなかリポートLIVE!」にも出ていた「あおば‐パンのみみ」の皆さんにお話をうかがうと、やはりこの活動を通じて青葉台のパン屋さんに詳しくなったそう。住んでいても決まったルートしか通らない、というのは“あるある”。スプラス会員になったことで、「今まで知り合えなかった業種や世代の人と会えるのが楽しい」と、ビール片手に。メンバーは随時募集中とのことです。

はたらき、つながり、楽しむ場として、これからも

たくさんの人の交流と多くの気づきが詰まったスプラス2周年イベントは、スタッフの皆さん、出店者の皆さん、ご来場いただいた皆さん、みんなでつくったイベントでした。

 

世の中は、コロナ禍を過ぎ、人々がどんどん動くようになりましたが、つながりはますます「ゆるやか」になったように感じます。それは、コミュニティ醸成の活動にとってはいいことでもあり、難しくなることもあり。そんな中で仕事と暮らしの両面からアプローチするスプラスのチャレンジには、まちの人々も大きな期待を寄せていますし、青葉台でなにかやりたい、見つけたい、という人はぜひスプラスを訪れてみてください。