アフターレポート

「【アフターレポート】SPRAS AOBADAI×nexusチャレンジパーク早野 ”「暮らし」の拡張”の仕掛け人にきいてみよう! ~ローカルでつながり、学び、遊ぶこと~」

2022.11.23

2022年10月18日(火)、スプラス青葉台にて【SPRAS AOBADAI×nexusチャレンジパーク早野 ”「暮らし」の拡張”の仕掛け人にきいてみよう! 〜ローカルでつながり、学び、遊ぶこと〜】が開催されました。

詳細はこちら▶https://spras-aobadai.net/1921/

はじめに

東急(株)が運営を行なっている、仕事と暮らしの新拠点 SPRAS AOBADAIと、まちの人が主人公となり、新たな日常を創り出す「試行錯誤公園」nexusチャレンジパーク早野のコラボトークイベントを行いました。

今回のイベントでは、この両施設が考える「暮らしの拡張」の視点について語り、参加者のみなさんと一緒にワークショップを通じていろいろと探っていきました。

ゲストには、東急(株)から、nexus チャレンジパーク早野の運営を行なっている、中上慎哉さん、金井純平さんをお呼びしました。

◎ゲスト・ファシリテーター紹介

●中上慎哉/東急株式会社

清水建設(株)で建築施工管理の業務を約7年経験後、川崎市役所に転職。建築職として耐震関連業務を3年、公共建築物の営繕業務を5年間経験。

今年の4月から東急(株)に派遣研修としてnexus構想に参加。

日々、nexus構想の推進を検討しながら、チャレンジパークの運営を行い、来場者対応や除草のために連れてきたヤギのお世話を行っています。

●金井 純平/東急株式会社

東急(株)入社後、不動産コンサルティングや自社不動産開発業務を経験したのち、

社内の長期ビジョンや風土醸成プロジェクト、スタートアップとの事業共創プログラムの推進業務を経て、nexus構想に参加。

日々チャレンジパークを運営しながら、近所の子どもたちと仲良くなったり、チャレンジしたい人とのイベント開催などを一緒に考えたりしています。

●監物 理子(ファシリテーター) 株式会社はじまり商店街/コミュニティビルダー

神奈川県・横浜生まれ、横浜育ち。

学生時代に訪れた田舎町で、本気でまちを変えていこうとしている大人達や地域の人が支えあう風景に出会い、まちづくりに興味をもつ。また、長年続けてきたダンスを通して”その人らしさ”の表現による交わりの場の大切さを実感、人との繋がりによって新たな選択肢を広げ、人生を変えていくことができる場としてのはじまり商店街に魅力を感じて新卒として2021年からジョイン。

イベントレポート

まずはじめに、スプラス青葉台のマネージャーの監物からSPRAS AOBADAIについて、東急(株)の金井さん、中川さんからnexusチャレンジパークについて、インプットの時間が設けられました。

スプラス青葉台は、昨年7月のオープンから約1年が経過しました。その中で、この場所は「地域」という言葉とともにどのように変化したのかについて聞きました。働く場所としてだけでなく、まちあわせの場所・ランチする場所・困っていたら誰か助けてくれる場所などとして、職場でも家庭でもない、地域の暮らしと紐づいたサードプレイスへと変化しています。

さらに、地域の小さなチャレンジが生まれる場所として、”日本初出店”のちいさな個人のお店がマルシェで生まれ続けています。やってみたいこと、話したいことは会員限定のイベントとして企画することができ、たくさんの会員限定イベントが日々開催されています。

続いては東急(株)の金井さん、中川さんよりnexus構想の第一弾である、今年4月にオープンしたnexusチャレンジパークについて説明していただきました。。

新しいまちの実現に向けて、生活者起点でのまちづくりを推進する「nexus構想」。

構想自体もとても興味深く、スプラス青葉台もnexus構想の一部だそうです。

今後も連携していけたらいいですね!

東急(株)は今まで駅近の開発が多かったのですが、現在は、nexusチャレンジパークのように駅から遠い場所にも力を入れていくそうです。

nexusチャレンジパークでは、近隣の小学校とのイベントや、地元のママさんが主催の夏祭りなど、近隣に住んでいる方が楽しめるイベントがたくさん行われています。

ここまで、みなさんお酒を飲みながら、みなさん真剣に話を聞いていました。

話を聞くのはここまで、この後グループワークがはじまります。

『地域の遊び方を考えよう!実践しよう!』

後半は、自分の「できること」「やってみたいこと・好きなこと」をグループ・全体で共有し、それぞれを組み合わせてわくわくする掛け合わせを生み出す全体ワークを行いました。

まずは、自分が「できること」「やってみたいこと」を紙に書き出して、目の前にいる方と共有しました。

他の方に話していくなかで、

「それできるなら、これもできるんじゃないですか?」

「私もそれ好きです!!」

などと共通点が見つかったりと、どんどん広がっていきました。

想像以上に皆さんできることが多く、見ていて楽しかったです。

一人一人のポテンシャルも高い上に、内容も面白く、個性が豊かでした。

その後、カードに「できること」「やりたいこと」をまとめて首から下げ、グループを超えて全体で交流しました。

人のカードを覗きながら、

「こんなことできるんですか!」

「さっきの方もこれやりたいって言ってましたよ」

「私のできることと、あなたのできることを相性良さそうですね」

などとわくわくするようなコミュニケーションがどんどん生まれていきました。

最後に、どんな話があったか、全体で共有タイムです。

立って話しているなかで、いくつかグループができており、そこでどんなコラボ案が上がったのかを共有していただきました。

「麻雀×ストレッチ」や「日本酒×魚捌き」など面白い(ツッコミどころのある)コラボ案が出てきました!

そして、なんと実際に、ここで上がった案がスプラス青葉台の会員限定イベントで実施されます!

こういったワークショップで出た案が実現までできてしまうのは、とても素敵ですよね!

このような取り組みが続けば、住民が主体となった動きがより増えていきそうだと思います。

参加者の方からは、

「いろんな方のできることを知ることができて、楽しかった。」

「実際に出た案に参加したい!やってみたい!」

という声がありました。

おわりに

それぞれの方が自分自身のできることや強みを生かして、他の方とコラボレーションしたり、青葉台やあざみ野という地域だからできることなどを考えられていて、とてもよい時間でした。

12/10(日)にnexusチャレンジパーク早野でチャレンジ出店を行う機会があるので、そちらでも今回の案が実践されると面白いですね。

このように、やってみたいことを実現できる場があることは、とても魅力的だと思います。

貴重な時間をつくってくださった東急(株)のみなさま、ありがとうございました!

スプラス青葉台では今後もさまざまなイベントの開催を予定しています。お気軽にご参加ください!

 

編集:浅野 圭音(あさの けいと)

青葉区在住の大学生。「住む・働く・活動する」が融合した新たなライフスタイルの実現を推進する「スプラス青葉台」のスタッフとして活動する他、きっかけ食堂という東北酒場を毎月11日に東京で開催している。大学では土木工学を専攻しており、まちづくりや都市計画について学んでいる。