アフターレポート

「【アフターレポート】私は飲める?飲めない? 自分の体質を知って、お酒との付き合い方を考えよう! ~アルコールパッチテストの実施、遺伝子キットプレゼント~」

2022年5月31日、スプラス青葉台にてアサヒビール(株)が主催する、大学生を対象としたイベント「私は飲める?飲めない? 自分の体質を知って、お酒との付き合い方を考えよう!~アルコールパッチテストの実施、遺伝子キットプレゼント~」が開催されました。

地元のKEEL’S BAR HOUSE AOBADAI特製のお弁当に加えて、アサヒビール提供の微アルコール飲料・ノンアルコール飲料を楽しみながら、ゆったりとした雰囲気の中でのイベントとなりました。

イベント詳細はこちら▶https://spras-aobadai.net/1231/

はじめに

アサヒビール(株)と東急(株)では、「飲・食」を通して新たなコミュニティの形を作り、
みなさんの「つながり」の輪ができるきっかけとなるようなイベントを定期的に開催しています。

第6回となる今回は、大学生の皆さんと「お酒」をテーマに、自分の体質を知ることの大切さ、
これからのお酒との上手な付き合い方を一緒に考え、語り合うワークショップを楽しみました。

ゲストには、アサヒビール(株) より、縣祐一さん、片岡亮さん、西原香織さんをお呼びしました。

◎ ゲスト紹介

縣 祐一 

アサヒビール(株)コーポレートコミュニケーション部

サステナビリティ全般を担当して1年が経ちました。
「責任ある飲酒」「環境」「地域社会との連携」等を中心に様々な取り組みを展開しています。
日本人はお酒に弱い体質の方が半分近くいる稀な環境です。
日本ならではのお酒との付き合い方を作り上げていきたいと考えています。

片岡 亮

アサヒビール(株)コーポレートコミュニケーション部

社内でアルコール関連問題を担当してはや3年。
世の中を見渡すとアルコールが起因する社会問題がなんと多いことか気づかされます。
その課題解決?のために、酒類業界として、一企業として何ができるかを考えて取り組んでいます。
アルコールメーカーがこんなこともやっているんだということをお伝えできればと思っています。

西原 香織 

アサヒビール(株)コーポレートコミュニケーション部 

青葉区在住。コロナ禍をきっかけに、会社⇔自宅の往復から、住んでいる場所の近くで、学び、働き、遊びたい、地元の皆さんとつながる新しいコミュニティに参加したいと思うようになりました。同じような想いを持たれている方と交流し、その中で「スマートドリンキング」が何らかの形でつながるきっかけになればと思っています。 

イベントレポート

 まずはじめに、【お酒の基礎知識セミナー】と題して、そもそもお酒って何?というところから、
アルコールが体内で分解されるメカニズムや、飲酒をする際に気をつけなくてはいけないことなど
ついて、「お酒」のことを深く知るためのインプットの時間が設けられました。

アサヒビール(株)では、「飲める人も、飲まない人も、飲めない人も楽しめる健全な酒類文化」
を目指して、サステナビリティの重点領域として「責任ある飲酒」を定め、不適切な飲酒の撲滅と、
「スマートドリンキング」(通称:スマドリ)という新しい飲用機会の創出に取り組まれています。

社会的な酒類文化に対する価値観の変化に応えて、飲料それぞれに含まれるアルコールの含有量を明確に示すことで過度な飲酒を抑制する取り組みや、お酒を飲みたいけど不安がある人、飲めない人、あえて飲まない人など、さまざまなニーズに対応できるノンアルコール・微アルコール飲料の開発・販売が広がっていることを教えていただきました。

国連が掲げているSDGs(持続可能な開発目標)でも、「3.すべての人に健康と福祉を」の目標の中で「3.5 薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む、物質乱用の防止・治療を強化する」ことが目指されており、WHOではアルコールの有害な使用を低減する対策の向上が、目標にあげられています。

「お酒」に対しての印象として、参加者のみなさんからは、大学生活のほとんどの時間でコロナ禍の影響を受けて友達と飲みにいく機会がめっきりなくなってしまったこともあり、

お酒の飲み方がわからない。飲み会を楽しめるのか不安を感じる。

自分はどのくらいお酒に強いのか、弱いのかを知ってみたい。

との声があがりました。そこで、アルコールパッチテストを実施し、自身の体質を確認しました。
(私は薄いピンク色に反応したので、「ホントは飲めない族」でした!)

実は、日本人の実に半数近くがアルコールに弱いタイプなんだそうです。

お酒に強いかそうでないかは、アルコールが肝臓で分解された際に発生する「アセトアルデヒド」を分解する酵素「ALDH2」が遺伝的に体内にどの程度つくられるのかで決まるようです。(遺伝体質なので、弱い人は訓練しても変わりません!強い人はアルコール依存症に注意しましょう!)

一説によると、もともと日本に住んでいた人はヨーロッパの人種のようにALDH2がよく働き分解も早かったようですが、中国大陸から渡来した人々が弥生文化とともにALDH2が働かないタイプの遺伝子を持ち込み、突然変異が起こったのだとか、、

【グループディスカッション】どんな飲み会なら参加したい?

 後半は、これまでのお話を踏まえての感想や気づきをグループで共有し、「こんな飲み会なら参加したい!」をテーマにディスカッションを行いました。

「20歳になったことをきっかけに、お酒についてもっと深く知ってみたいと思った!」

「お酒に弱いことに不安があったけど、弱い人も多いことがわかって安心できた!」

「思っていたよりも1日に飲める量の目安が少なく感じた。。」

「人によってアルコールの分解に個人差がある理由が、体内のメカニズムを知って腑に落ちた!」

「スマドリが広まって、1杯目からノンアルや微アルでも大丈夫な雰囲気になるといいな〜

「お店でお酒を注文するときに、アルコールがどれくらい入っているのかを確認しておきたい」

などなど、それぞれの意見が続々と。

改めて、自分や他人の体質やその時の気分に合わせてお酒やノンアルコールをスマートに選べる、
上手な「お酒」との付き合い方を考える良い機会となりました!

(イベント終了時には、自分の体質をより詳細に知るための遺伝子検査キットをいただきました。
結果が届くのが楽しみです!)

おわりに

 感染症対策には引き続き配慮しながらも、これからはリアルな場所でのコミュニケーションも大切にしていきたいですよね。

お酒との楽しい付き合い方を考えるにあたり、「お酒」のこと、そして「自分」のことを知ることはとても重要だと思います。

今回のイベントでは同じ世代の大学生が集まり、「お酒」をキッカケに語り合い、新しい発見と交流を楽しむことができました!

今までに青葉台を訪ねた事がない方もいらっしゃり、この町と出会うキッカケにもなったようです。

楽しく、かつ真剣にお酒と向き合う貴重な時間をつくってくださったアサヒビール(株)のみなさま、ありがとうございました!

スプラス青葉台では今後もさまざまなイベントの開催を予定しています。お気軽にご参加ください!

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編集:小名川 泰誠(こながわ たいせい)

「住む・働く・活動する」が融合した新たなライフスタイルの実現を推進する「SPRAS青葉台」において、スタッフとして地元の地域の方々をつなぎ、青葉台エリアの新たな働き方・暮らし方を発信するなどのコミュニティ支援活動を行うコミュニティビルダー。次世代のまちづくり仕掛人として、地域の課題に寄り添いイベントやワークショップなどを通して、「ステキなヒトやモノがつながる場」を創造する。