アフターレポート

「\まちの暮らしに寄り添い、コミュニティを紡ぎ出す/繋がりを生み出しながら地域に根付く”コミュニティビルダー”のはじめ方アフターレポート」

2022.01.10

2021年12月9日、スプラス青葉台にて【\まちの暮らしに寄り添い、コミュニティを紡ぎ出す/繋がりを生み出しながら地域に根付く”コミュニティビルダー”のはじめ方】が開催されました。

最近じわじわと色々なところで目にするようになった「コミュニティビルダー」とは…。

当日のトークイベントの様子をお届けします。

イベント詳細はこちら▶https://spras-aobadai.net/937/

はじめに

テーマは「地域×コミュニティビルダー」。

人が繋がる場を色々な方法で創出する役割であるコミュニティビルダーが、地域と掛け合わさることで生まれるものとは…

「地域もコミュニティビルダーも興味あるけど、そもそもどうやってはじめたらいいのかわからない」「コミュニティビルダーってそもそもどんな存在?」

まだまだ新しいコミュニティビルダーという存在について、スプラス青葉台のコミュニティビルダーをはじめたばかりの渡邊菜摘さんと、横浜黄金町エリアのコミュニティビルダーを経験したYADOKARI株式会社の伊藤幹太さんにお話を伺いました。

◎ゲスト紹介

・YADOKARI株式会社 / 伊藤幹太(いとうかんた)

1995年生まれ。中央大学総合政策学部卒。横浜市在住。 2019年より「世界を変える、暮らしを創る」をビジョンに掲げるYADOKARI(株) に入社。 自社施設「Tinys Yokohama Hinodecho」の運営を経て、エリアイノベーションユニットのプロデューサーとして、行政や自治体、ディベロッパーと共に様々な企画プロデュース・まちづくり支援などを行う。担当に、RIDE ON シバヒロ(町田シバヒロ)、芹ヶ谷公園 芸術の杜プロジェクト、未来団地会議 鶴川団地プロジェクト、FOOD ART STATION(日ノ出町〜黄金町高架下)、Vivid Workers Place(グランモール公園)等。 また、2019年に、横浜市旭区を拠点とした、食と農を起点とした団体「えんちゃん農場パートナーズ」を立ち上げ、リーダーを務める。

参考URL:コミュニティビルダーを務めるTinys Hinodechoについて

若者が団地に住み込んで世代間を橋渡し。「鶴川団地」の”コミュニティビルダー”が魅力発信

・スプラス青葉台コミュニティビルダー / 渡邊菜摘(わたなべなつみ)

大学時代に東北の復興公営住宅に通う中で人と人の繋がり方の重要性に気づき、ハードだけでなく、それを活かすソフト面の街づくりに興味を持つ。そこから北は北海道、南は種子島まで、機会を見つけては地域に飛び込み、巻き込まれる学生時代を送る。現在はIT企業の会社員でありながら、地元でも活動したいという思いから藤が丘の民となり、青葉区周辺エリアの魅力発掘をしていくコミュニティービルダーとして2021年11月よりジョイン。

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イベントレポート

まずはじめに、渡邊さんからスプラス青葉台のコミュニティビルダーに応募した経緯や現在の活動内容、今後やっていきたいことをお話いただきました。(▶【応募終了】スプラス青葉台コミュニティビルダー募集要項:https://www.tokyu.co.jp/information/list/Pid=post_491.html

 それぞれがまちに関わる上で大事にしたいこと

自身のことを、人・モノ・コト・時間が”生かされること”にときめく「もったいない星人」であると言う渡邊さん。 

学生時代での復興公営住宅に行った経験から、立派な建物があっても活用しなければ意味がないと感じ、今ある場所を活かすソフト面のまちづくりがしたいと考えたそうです。

そのため、遊休地活用や元々の施設を活かした場の運営、他者と交わることで生き生きするためのコミュニティに関心を持っていました。YADOKARIのイベントにもよく参加していたそうで、そうした中で青葉台のコミュニティビルダーの存在を知り応募したのだといいます。

「ゆるいつながりをつくり、日々の小さなときめきをシェアしたい」

「人の中にあるやってみたいを拾い、つなげ、活かしていきたい」

終始一貫して、これらを大事にしながら活動していきたいとおっしゃっていたことが印象的でした。

次に、伊藤さんから日ノ出町での自身の経験や、コミュニティビルダーに求められる条件などのお話がありました。

 暮らしは家の中だけでなくまちの中にも点在しており、暮らしの舞台としてのまちや地域の可能性を広げたいと考えている伊藤さん。

 日ノ出町〜黄金町の高架下で、地元で活躍するアーティストや飲食店を中心に様々な人を巻き込みながら、「Art TO Eat」や「FOOD ART STATION」等のイベントを手掛けてきた経験を通して一番感じたことは

 コミュニティビルダーとして自分自身が楽しむ姿にまちは反応してくれたことであったといいます。

まちのことを考えることも重要ですが、まずは自分自身がまちに興味をもってわくわくするポイントを見つけることで、まちの住人の共感を得たり、住人のまちへの見方をアップデートしていくことができる。「まちづくりをしよう」となると、意外と忘れがちな自分のわくわくはまちという広義なモノ・コトを巻き込むうえでとても大切なことなのだと思いました。

また、コミュニティビルダーとして活動する上で、「そのまちの未来に期待しているか」「人生の一部を注ぐ覚悟はあるか」「共につくる可能性を信じているか」といった条件があるのではないかというお話もありました。

後半は、事前に頂いた質問や当日会場のみなさんから頂いた質問を交えながらの曼荼羅トーク。

トークの中では、コミュニティビルダーが目的になるのではだめで、その場所に寄り添うことが大事だというお話が印象的でした。

実際に、渡邊さんと伊藤さんもまちのことを知るため、地元のお店の人と挨拶をしたり、購買によるコミュニケーションをとったりしたそうです。

決して簡単ではなく、そして見える化がとても難しいコミュニティづくりを行っているお二人。だからこそ語れる貴重なお話をたくさんお伺いできた2時間になりました。

おわりに

地域に根ざした人と人のつながりを生み出す存在であるコミュニティビルダーは、今後どんな地域においても必要になってくるでしょう。そして、多様なコミュニティが存在する様に、コミュニティビルダーも十人十色だと思います。お二人のお話を参考にしつつ、自分の長所や特性を活かしてコミュニティづくりを行うことが大事だと思いました。

渡邊さん・伊藤さんのこれからの活動も楽しみにしつつ、コミュニティビルダーという存在の動向に注目し続けていきたいと思います。

ご参加いただいたみなさま、そして渡邊さんと伊藤さん、貴重なお時間をありがとうございました!

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編集: スプラス青葉台スタッフ 木村未来(きむら みく)

大学の研究で人間関係と幸福度の関係を分析した経験から、良好な人間関係を築くためのコミュニティの重要性を実感し、まちづくりに興味を持つ。現在ははじまり商店街のインターン生としてスプラス青葉台でスタッフとして活動する他、秋田県のシティプロモーションにも関わる。好きなものはそろばん、カフェ・美術館巡りなど。