アフターレポート

「【アフターレポート】マチアルキカク第1回目」

全2回のマチアルキカク。第1回が8月24日に開催されました。

このイベントは企画を考える・つくることが好きな久保薗佑太さんを講師として、

参加者のみなさんで「おもしろい企画を編み出して、実際の企画につなげよう!」

というコンセプトで開催されたイベントです。

第1回では、久保薗さんのこれまで携わってきた企画や

企画を作る上でのポイントをレクチャーしていただいた後、

参加者のみなさんで実際にワクワクする企画を考え出してもらいました。

 

今回はそんな第1回のハイライトを紹介します。

では講師の久保薗さん(以下「ゾノさん」でお送りします)を紹介!

大学時代から学祭実行委員会で周りと一緒に楽しめる企画を作ってきた久保薗さん。

ライブイベントではなんと、学祭史上最大数の学生を巻き込むことができたとのこと。

大学卒業後は肉体を動かすパワフルなお仕事に従事。

しかし、やっぱりいろいろな企画を生み出したいということではじまり商店街の一員に。

今日はどんな面白い話が聞けるのでしょうか。楽しみです!

 

モデレーターははじまり商店街の監物理子さんです!

 

まずはこのイベントの紹介と参加者さんたちの自己紹介を含んだアイスブレーク。

写真は「今のテンションを体で表現してみよう!」でのひと幕です。

大きく手を開いて楽しみなことを表現する人、体を小さくして緊張していることを表現する人など十人十色で微笑ましい光景。

 

つづいては、参加者のみなさん、青葉台エリア外からの参加でしたので

まずは青葉台についての紹介。

こちら「青葉台」というのがのちほど重要なキーワードになって参ります!

 

さてさて過去のイベントの紹介などをして

「若者をイベントにもっと巻き込むためにはどうしたらいいんだろう〜」

などの課題を共有をした後に、いよいよゾノさんレクチャー!

ゾノさんいわく、企画をつくるにあたってはポイントが2つあるとのこと。

1つ目が、「要件出し」

2つ目が、「明後日の方向から解決策を持ってくる」

どういうことなんでしょうね〜。

ゾノさんによれば、「明後日の方向から解決策を持ってくる」とは、

特に『デザイン思考:問題解決の姿勢』で考えを巡らせることが大事とのこと。

そしてお酒も飲みながらっていうのがミソらしい。ほぉ。

 

ゾノさんは大学時代の学祭実行委員で、ライブの企画をしていました。

「どうしたらたくさんの人たちに参加してもらえるか。」

学祭のとき、多くの学生は休講になることを利用してどこかへ旅行しに行ってしまう。

これはなんとも悩ましい悩み、ここではまさに「要件」です。

これを解決しようと思いついたのが、

「いくつもある音楽団体の中から一番歌がうまい人を出演させる」

 ということでした。

一番うまいやつが出演すれば、そのサークルの他のメンバーは自然と寄ってきます。

そういったサークルが複数あれば、結果的に人がたくさん集まります。

ふたを開けてみるとめちゃんこ多くの観客が集まったそうです!

 

ゾノさんはシェアハウスに住んでいたこともあるのですが、

そこでもシェアハウス内と外のコミュニティのつながりを生み出すために

「ちょっと大人な運動会」を開催したり、「芸能事務所化して住民の個性を存分に出す」

といったプロジェクトの企画に携わったりと、文字通りエネルギッシュ。

 

 ゾノさんからの興味深いレクチャーの次はいよいよワークタイム!!

実際に参加者のみなさんには2つのチームに分かれていただき、

お酒とスナック片手に企画を考えてもらいました。

お題はこう。

まず、要件として

開催時期:2023年10月ごろ

開催場所:スプラス青葉台周辺

誰あて?:学生

どんなイベント?:まち歩き

 

青葉台を利用したり、住んでいる学生はたくさんいるはず。

しかし、なかなか学生がこういったイベントに参加するのは簡単なことではない!

と、実はイベント企画ではアタマを悩ます難問なのでございます。

 

どんな「目線」、どんな「明後日の方向」で考えたら

学生が参加してくれそうなイベントを作れるか。みなさんアツくアツーく語り合いました。

 

アツく考えた後はシェアタイム!

いったいどんなアイデアが出てきたのでしょうか??

 

1つ目のチームが出したアイデアはズバリ、「食」をコンセプトに、

「青葉小麦を使ったビールをテーマにしたまちあるきイベント」でした!

青葉台らしさと学生が行きたくなるという両面を満たすことができそうですね。

学生は「楽しいこと、学べること、キャリア」につながることに魅力を感じるという

学生目線の感覚から思いついたそうです。

ワーク開始時は、寺家町とミソをテーマにしたらどうかという案もありましたが、

より学生が直感的に魅力を感じるのは

「呑める」ことだろう!と、このアイデアに辿り着きました。

青葉小麦の産地の方々との関わりつくりも構想の中に入っているようで、

地域の魅力も同時に発信できるイベントになりそうですね!

 

一方の2つ目のチームが出したアイデアは、「カメラ×レトロ×青葉台めぐり」

ということでした!

最近SNSに写真をアップする機会が増えましたが、

その影響もありカメラにハマる学生は確かにたくさん。

しかもレトロなカメラでレトロなもの

昭和な香りが残るものを撮ることに魅力を感じている人は

多い気がします。

そういったニーズに答えようとしたイベントを考えてくれました。

まちの中にひそむ、まだ気づかれていない昭和ポイントを

宝探しのように探すまち歩きイベント。確かに魅力的だ。。!

 

最後はゾノさんからの講評。

企画を考えるってこういうことだな〜っと感じられたそう。

酔った状態でとんでもないアイデアが出てくるのがなんともたまらない。

改めて企画を立てることの魅力を伝えていたと同時に

ご自身もおもしろがっているように見えました!

 

参加してくださったみなさんありがとうございました。

後半戦もどうなるか乞うご期待ですね!楽しみです。

 

ここまで読んでくれてありがとうございました!

 

 山田樹央(やまだみきひさ)

 

千葉県出身、横浜市在住の大学院生。「住む・働く・活動する」が融合した新たなライフスタイルの実現を推進する「SPRAS青葉台」において、地元の地域の方々をつなぎ、青葉台エリアの新たな働き方・暮らし方を発信するなどのコミュニティ支援活動を行うコミュニティビルダーとして活動している。