アフターレポート

「【アフターレポート】本のお供に、パンとコーヒーを。」

2022.09.13

本のお供に、パンとコーヒーを。

まだまだ夏の暑さが続く中、8月29日(土)にスプラス青葉台にて「本のお供に、パンとコーヒーを。」が開催されました。

 

当日は、青葉台エリアにお店を構えるパン屋さんやコーヒー屋さんが提供されているバラエティ豊富なパン・コーヒー豆の販売、本の持ち寄り販売を行う古本市、読書会、こどものためのおはなし会(よみきかせ)など様々な企画が行われ、多くの方に足を運んでいただきました。

 

パンとコーヒーのいい香りにつつまれて

11時ごろから販売されたパンとコーヒーですが、なんと12時30分にはほとんど売り切れてしまうほどの想定以上の大盛況。スタッフが自転車を飛ばして、お店から午後の在庫を何回か追加してきました。(これが結構大変でした・・・笑)

 

来場者のみなさんからは「ここ前から気になってたんだよね!」「うちの近くにこんなステキなお店があったなんて知らなかった、、」「今度お店にも行ってみます!」などの喜びの感想をいただき、まちのお店との接点をつくる良い機会となったようで嬉しかったです。

よりどりみどりのお店の商品と説明書きを見つめながら、目を輝かせているみなさんの姿が印象的でした。普段は会員制となっているコミュニティラウンジも当日は解放され、その場で飲食OK。おとなもこどもも楽しめる一日となりました。


当日は、コーヒー豆や粉を購入された方が、実際にその場で自分で挽いて淹れてみることができるドリップコーヒーエリアを準備しました!

ここではゆっくりとドリップコーヒーの匂いにつつまれて、非日常的な「丁寧な時間」を体験することができます。

大人もこどももコーヒーを挽いたり淹れたりすることに興味津々!

香りとともに、みなさん楽しみながらリラックスできたのではないでしょうか。

 

ゆっくりと本を楽しむ時間

スプラス青葉台では、これまでにも会員さん向けのミニ読書会など本をテーマにしたイベントを開催してきましたが、今回のイベントでスポットライトを当てたポイントは「本がもつ可能性」。本を通じてよりリアルなつながりを広げたいという想いから3つのコンテンツを企画しました。

1つ目は、「すぷらす一箱古本市」。

みかん箱サイズ一箱分(段ボールや木箱・トランクなど)の本の持ち寄り販売会で、もう読まないけど捨てるのはもったいない本がある方、もっとみんなに知ってほしい本がある方など、出店理由は何でもOK!

お仕事または趣味の延長で執筆活動をされていらっしゃる方も参加してくださり、活動を広げるきっかけの場として活用していただけました。

オンラインショッピングが当たり前な時代となっていますが、一度誰かの手に渡っている古書を介して出店者さんからお話を聞けたり、自分のストーリーを共有できることがこのような古本市の魅力であるように感じました。

自分の知らない新たな本と出会い、そこから即興の会話が生まれるなど新たな人との出会いも生まれていました。

2つ目は、こども向けのおはなし会(よみきかせ)。

今回の「本のお供に、パンとコーヒーを。」というタイトルからは、なんとなく”大人向けのしっとりとしたイベント”というイメージを想像してしまいますが、こどもたちにも存分に楽しんでいってほしい!☺︎という想いから、鶴川団地という場所で色々なイベント企画しているカップルのおふたりをお呼びして、絵本のよみきかせをしていただきました。

はじめは元気よくはしゃいでいたこどもたちも、思わず聞き入って集中していました。

よみきかせをした後は、絵本の世界で繰り広げられる「音」を身体で表現してみるプチ体験会が実施されました。本の中の表現を、みんなで現実世界に拡張してみることで一味違う楽しみで盛り上がる。おとなもこどもも、恥じることなく身体をダイナミックに動かして心の羽を広げてみる。

こういうのってなんか気持ちいいですよね!

3つ目は、読書会『SPRAS AOBADAI BOOK CLUB#5 本でつながるコミュニティ』。

スプラス青葉台のコミュニティラウンジには、暮らしやコミュニティ、食などに関する本が100冊以上揃っていて、会員さんの中にはお手持ちの本や趣味をまとめた展示棚を飾ってくださっている方もいらっしゃいます。

今回の読書会では、ここから好きな本や気になる本を選び、最後にみんなで感想を語り合ってみました。

「仲間との出会い」「他人の視点の重要性」など、それぞれが発見した気づきからアウトプットを共有していくうちに、結局は自分のことを話すことになって、最後は熱を帯びて、音楽でいうセッションみたいな状態になっちゃう。

本を通じて日々の考え事や気になっていることを参加者さんとシェアしてみることで、いろいろなアイデアや感性に触れる有意義な時間となりました。

「本のお供に、パンとコーヒーを。」

文字通り、パンとコーヒーを片手に本を楽しむことで、心のリフレッシュと語らいの時間の大切さを感じられた1日でした!

私も忙しい時こそ、本や他者との会話からインスピレーションを受けて、新しい視点を取り入れるような余裕のある生活をしていきたいです。

ご参加いただいた皆さん、ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!

 

編集:小名川 泰誠(こながわ たいせい)

「住む・働く・活動する」が融合した新たなライフスタイルの実現を推進する「SPRAS青葉台」において、スタッフとして地元の地域の方々をつなぎ、青葉台エリアの新たな働き方・暮らし方を発信するなどのコミュニティ支援活動を行うコミュニティビルダー。次世代のまちづくり仕掛人として、地域の課題に寄り添いイベントやワークショップなどを通して、「ステキなヒトやモノがつながる場」を創造する。